独り言には、不安や鬱を解消するだけでなく行動力のUPやメンタルを改善する力があるんです、知ってましたか?
ただしコツがあります。
それは、自分の気持ちをそのまま言葉にするのではなく、もう1人の自分が、現在の自分に声をかけてあげるという方法です。
つまり第三者の視点で、客観的に自分を描写、表現する独り言。(サードパーソンセルフトークともいいます)
一人称を使わない独り言です。
具体的にいうと、私、僕、俺を使わないようにする、使うのは自分の名前に『さん、君、ちゃん』を付けて呼ぶこと。
例「なんで、私はこんなにイライラしてるんだろう?」
ではなくて、
『なぜ、◯◯さん(自分の名前)は、こんなにイライラされてるんですか?』と独り言しよう。
ちなみに、研究によるとメンヘラな人ほど普段の会話に一人称(私は)を使う人が多かったそうです。
この第三者の立ち位置からしゃべる独り言には、自然と脳の興奮を収めてくれる効果があるそうでストレスにも強くなり冷静になれることがわかっています。
(科学的にも脳の前帯状皮質下からの神経発火を減少させる効果が確認されている)
さらにストーリー仕立てにすれば、トラウマからも抜け出しやすくなるという研究も。
例、嫌な気分になったとき
『◯◯さん(自分の名前)は5年前にも同じこの経験をしてましたよ、それから☆☆して△△して乗り越えてましたよ。』など。
また、不安は多少残しておいたほうが良いことも知っておきましょう。
なぜなら、不安があれば、集中力を上げてくれたり解決策を探しだす原動力になってくれるからです。
そして、自分にとって本当に大切な事柄を教えてくれるキッカケとしても役立ちます。
ただしあくまでも、キッカケにすぎないコトを忘れずに。
どれだけ心配をしても、その心配が解決してくれることはないでしょう、悪い結果や恐怖から貴方を守ってくれるわけではありません、結局、自分から行動を起こさなければ何も変わらないということです。
これを、そのまま第三者的な独り言に変えてみると
『どれだけ心配したって、心配は◯◯さん(自分の名前)のこと守ってくれないよ、不安や恐怖から逃れたければ動きださないとね。』
起きてない心配は対処できない、起きてからじゃないと対処できない、今できることは心配することではなく準備すること。
つまり行動を起こすこと。
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『心配満足』って言葉をしってますか?けっこう有名な言葉です。
これがエスカレートし過ぎると不幸自慢の人になってしまう、よく見かけますよね。
心配してる状態が、安心できてる状態になってしまってるひと。
でも先程書いたように心配はあくまでもキッカケに過ぎません、気づかせてくれるだけで身を守ってくれるわけではないのです。
独り言『せっかく教えてくれてるんだから応えてみるかぁ、よし準備だ。』
(もう一度いいます、不安はあくまでも行動を起こさせるためのキッカケに過ぎない)
ちなみに、
自分が勝手につくりあげた(又は、他人が求めているだろうと勝手に思い込んでいる)期待を超えたいと考えるのも辞めましょう。
常に超え続ける必要もなければ、超えなくてはいけない理由なんて最初からありません。
この考えかたは完璧主義(悪いクセ)の始まりだし、そのプレッシャーはやる気を奪い先延ばしをする原因にもなってしまいがちです。
もし完璧主義にやられていなければ、小さくても『今すぐ』始めることが出来ているのではないでしょうか。
それでは最後に,自分につぶやく独り言の紹介をしたいと思います。(アドバイス)
この下記の3パターンを準備しておき、いつでも言えるようにしておくと便利ですよ。
自分なりにアレンジをしてくださいね。
①『◯◯(自分の名前)さん、ネガティブ思考を続けているかぎり、それが引き金となって、自分を傷つけたり脅かしてしまうことに気づいてください、切り替えましょう。』
②『◯◯(自分の名前)さん、これって過去にも同じような出来事が起きませんでしたか?その時どう対処しましたか?どう乗り越えたのか冷静になって思い出してください』
③『◯◯(自分の名前)さん、未来の自分を想像してみてください、今の心の痛みは将来の自分にとってどのくらい重要だと思いますか?』
これを全て第三者の立場から、つまり大切な親友に話すつもりで独り言してください。
(声に出すことで頭が整理されます)
ネガティブが全て消えて無くなることはありませんが、無理矢理ポジティブに考えるやり方では余計に心が反発して逆効果です。
マイナスを受け止めた上で楽観的に上書きをする、コツは思いやりがあって優しくて冷静な人を想像し、その人が◯◯さん(貴方の名前)に話しかけるイメージです。
そのとき起きた出来ごとをしっかり認め、
『それは◯◯さんだけではなく皆も同じようにつまづいているんだよ』
『いい経験ができたじゃない。きっとこれから役に立つはずだよ。』など。
そして、
『大丈夫、その経験が行動に変われば、大抵のことは解決できちゃうんだから!』と言ってあげましょう!
【まとめ】
不安は気づきのキッカケすぎない。大切な親友に声をかけるように、◯◯さん(自分の名前)に話しかけてみよう。
おすすめの本です。
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