人を動かすのは感情。
意志の力ではどうにもなりませんよ?
『根性でやるんだ!』
『自分に負けてはいけない。』
まだそんなこと言ってたら気をつけて!
人間だって動物と同じ本能の生き物なんです、ムリヤリ頑張ったところで湧き上がる感情に勝てるわけがありません。
勝つのではなくコントロールするんです、意志の力に頼るのではなく、根性で感情をねじ伏せるのでもなくコントロールです。
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わかりやすい『象』と『象使い』の関係。
象は感情、象使いは理性や意志だと考えればわかりやすいです。
『象使い』は体が小さく『象』を強引に動かすことはできない、それはまさに『意志』と『感情』の関係によく似ています。
美味しそうな食べ物を見つけたり、何か嫌なものや危険が迫ると勝手に動いてしまいます。
象(感情)は本能のままに行動する。
だから象使いは工夫をしなくてはいけない、環境を整えたり、餌を上手に使ったり。
では象使い(あなた)はどうすればよいのか、、、
まず、この『象』と『象使い』の関係をしっかり理解しよう。
いくら気合い入れ頑張ってみても所詮相手は動物、強引に動かしたところでそう長くは続きません。
もしそれが短期的な目標というのであれば有効かもしれませんが、大きな成果はどうしても時間がかかるもの、根性だけで続けていくのは困難です、続かなければ結局は小さな結果しか手に入らないのです。
長い期間を淡々と乗りこなす方法、意志力を使わず、もしくは最小限の意志力で続けていける方法を考える。
考えるクセをつけましょう。
最初はマネから入るのも賢いやり方だと思います。
うまくいっているやり方、うまくいっている人の成功例を『マネ』して解決していく。
成功例には必ずコツがあります、そして意志力や根性を使わないヒント(長く続けるための工夫)がたくさん入ってます。
習慣に落とし込んでいる人、仲間を集めて楽しみながらやっている人、ご褒美を上手に使っている人、小さなステップをたくさん作って達成感を積み上げてる人、いろいろ。
自分に合った方法を選んで、そっくりマネしてしまえばよいのです。
気をつけて欲しいのが上手くいかなかった時、つい原因を追及して見つづけてしまうこと。
目標が必要以上に大きく見えてしまい感情に流されやすくなります。
目線は『原因』ではなく『方法』です。
「何でこうなっちゃんたんだろう。」ではなく「何をすればうまくいくのかな?」「次は何をしてやろうか。」です。
『原因』に解決策はありません、そしてコントロールすることもできません、失敗するやり方がわかっただけです。
こだわり続けると手に負えなくなるだけでなく感情(象)にも支配されてしまいます、問題が大きくなるばかりです。
でも『方法』ならコントロールできます、方法にこだわりましょう。
うまくいっている事例をさがしだして積極的にマネをしていきましょう。
問題は大きくても解決策は意外と小さいもの、目の前の出来事をコツコツ切り崩していくのがもっとも早い解決策であり、気がついた時には解決しているものなのです。
最後に、最初の一歩を決める4つアドバイスです。
1、選択肢を減らす。
選択肢が増えると決めるのが難しくなります、意図的に減らしていこう!
店頭販売でジャムの試食を使った実験研究。
いろいろな種類のジャム24種類を試食させて販売したところ、試食をしたお客さんのうち3%の人がジャムを購入してくれました。
次は6種類に減らして試食販売、すると30%のお客さんが購入、24種類に比べて10倍もの売り上げにつながりました。
(24種類で実施した場合のほうが人は大勢集まりましたが、、、)
つまり人は選択肢が多いほど選ぶのが難しくなり、逆に減らすと行動につながるということ。
2、曖昧をなくそう!
はっきりさせないと感情は動かず、やる気はでない。
例えば「この食べ物は体に良いですよー。」とザックリ言われるより「卵2つ分の栄養があります」など具体的な説明が入ると買いたくなるのと同じ。
やろうとする行動を具体的にしてあげると迷いづらく、想像が容易いので手がつけやすくなります。
今日家に帰ったら直ぐにスクワットを10回サンセット、玄関で靴を脱ぐまえにやる、など。
3、『結果』を目標にするのではなく、『行動』を目標にする。
組織変革に成功したトップ1/3の企業89%は行動を目標にしていた、逆に下位1/3の企業は33%だった。
先程の、目線は『原因』ではなく『方法』にちょっと似ていますが、
過去を見るのでも未来を見るのでもなく目の前の行動一つ一つに集中していくことが大切なのだと思います。
4、目的地を示す。
道程は長いので迷わないように見失わないように道筋をしめそう。
【まとめ】
人は感情の生き物、意志の力ではどうにもなりません。根性ではなくコントロールを心がけよう!
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