お猿さんのお話。
檻に入れられた5匹の猿たち。
美味しいとは言えないが、生きていくのに困らない、たっぷりの食事が与えられ、
外を眺めるだけの退屈な毎日が用意されました。
ところが天井には『大きなバナナの房』が誘惑するかの様に吊るしてあります。
しかも都合が良いことに、天井へ届くハシゴも用意されていて『バナナ』はもちろん、檻の外にも出られそうです。
やがて、連れてこられた興奮も落ち着き、檻の環境に慣れてきた1匹の猿が『バナナ』の存在に気が付きハシゴを登り始めます。
プシャー!
『バナナ』に手を腕を伸ばした瞬間、 何処からか消火ホースが現れて冷水がかけられます。
『ウキャキャー、ウキャー!』
びしょびしょになる猿は1匹だけではありません、『連帯責任』として檻の中にいる5匹全ての猿まで、びしょびしょ。
『ウキャキャー!ウキャキャー!』
自由を求める猿がハシゴを登るたびに檻の中の全員が揃(そろ)ってびしょ濡れになる。
それがしばらく繰り返されていくうちに『バナナ』に突進する勇敢な猿が現れるたびに残りの猿たちが、その猿を引きずり下ろし叩きのめすようになります。
『ウキャー!ウキャキャー!』
『バナナ』はいつも天井に吊るされているのですが自分たちには手の届かないモノとなり、猿たちは、仕方なく『バナナ』を諦めるという『運命』を受け入れだします。
ここからが新しい実験。
1匹の猿が檻から出されて、別の新しい猿が入れられます。
びしょ濡れになることを知らない新しい猿は『バナナ』を見つけるとハシゴに突進、
すると残りの猿たち全員が、新入りの猿を引きずり下ろす。
それを、何度も繰り返すことで猿たちは再び穏やかな生活を暮らし始める。
翌日にも、また別の猿を入れ替え、そのまた次の日にも新しい猿にと入れ替えていく。
すると、、いつものパターンがうまれます。
①、新入りがバナナに突進する
②、皆んなでハシゴから引きずり下ろす
③、①②繰り返して平穏を取り戻す
新しい猿が入るたびにこの3パターンが行われ、数日間かけて最初にいた5匹の猿たちを檻から全て移動させてしまいます。
檻の中には冷水を浴びたコトのない猿たちだけになりました。
それなのに、、、誰一人、登ろうとしない。
猿A『あれ?なんで俺たちバナナを食べれないの?、いつまでココにいるの?』
猿B『さぁ?でも出来ないらしいよ。』
もし実験がとっくに終わっていて消化ホースなんて存在して無かったら?
もし時代の移り変わりで世の中の常識がほんの少しだけ変わっていたら?
もしくは、誰かが創った常識を最初から疑う事が出来ていたら?
人間A『そうだ!◯◯してみよう!』
人間B『辞めた方がいいね、きっと出来ないと思うよ。』
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おまけ。
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