不安やネガティブ感情にとらわれたとき、強引にポジティブへ変えてませんか?
ムリヤリ変えたところで心は納得してくれず、逆に反発されてしまうのがオチです。
よくテレビや雑誌などで紹介されているポジティブシンキング。
(実はポジティブより楽観主義がおすすめ↓)
たしかに大切なのですが、強引にコントロールをしていては上手くいくものも上手くいきません。
スポーツ選手がストレッチで体を柔らかくしてケガを避けるように、心も柔軟にしてウツ、気分の落ち込み、不安、心配性から守る必要があります。
そこで、、意外かもしれませんが、、、
「ほったらかすこと」をお勧めします。(笑)
そうなんです、心のコントロールに必要なのは、まず受け入れて、それを「ほったらかすこと」が大切なんです。
感情は、自分勝手でムラがあるもの。
そのムラがあるという当たり前をサクっと認め受け入れて、受け流すのです。
もう、不安をコントロールするのはやめましょう。
コントロールできるのは行動だけです。
正解は、『感情』ではなく『行動』をコントロールすることなんです。
順番があります。
まずは、現実逃避やマイナスな行動をやめる。
(ここは大変ですが、ツラくても逃げるのではなくしっかり現実を受け止める)
そしてその現実をしっかり受けとめたら『思考』と『行動』を分離して考えましょう、自分が2人いるものだと考えればわかりやすいかもしれません。
でも勘違しないで欲しいのが、ネガティブな感情も必要だということ。
新しいチャレンジをする為には、自分を向上させる為には、生きていく為には、不安だと思うネガティブ感情は必要だし、不安が教えてくれるリスクは大切な情報です。
もしネガティブがいなければ、計画は無鉄砲、怪我や病気になるリスク、危険にも気がつくことができない。
動物の世界であればあっという間に命を失っていることでしょう。
つまり、ネガティブはもともと人間に備わった大事な本能なのです、ですからネガティブな感情がうまれるのも当たり前。
でも今は、時代が違います。
突然ライオンに襲われて命を失うようなことは、ほぼ無いにひとしいでしょう。
だから、もしネガティブな感情がうまれてきたら避けるのではなくもう1人の自分自身に、
『いつも心配してくれてありがとう!』と受けとってあげましょう。
そして、コントロールが可能な『行動』に意識を向けましょう。
2人の自分には、観察する自分(見るだけ)と、思考する自分(判断する)で対処するのです。
もちろん状況や場合にもよりますが(特別な状況なんてほとんどないものです。)見るだけに徹して、何があってもほったらかしてしまえばよいのです。
つまり観察(見る)だけ、、
不安やネガティブに流されて行動が妨げられているのであれば、「見るだけ」ができなかった自分がいます。
余計な価値判断に振り回されて大切な行動が妨げられないように、不安やネガティブが現れたら「見るだけ」をする。
ネガティブ感情は、本当にいろいろ言ってきます、困ったものです。
そこで、ちょっとしたアドバイスですが、ネガティブ感情に、かわいいあだ名をつけると当事者感覚から第三者視点に代わりやすいのでオススメです。
例)ネガティブ感情→ネガっち(笑)
ネガっち『危ないよ、意味ないよ、恥かくだけだよ、辞めたほうがいいよ。だって◯◯があるよ。etc』
あなた『うん。ネガっち、ありがとう大丈夫だよ、また教えてね。』と言って受け取る。
そしてその辺に置いてしまう。
ネガっちは湧いては消え湧いては消えてと、あなたの為に忠告してくれます。(心配しているのです。)
だから打ち消すのではなく感謝して受け取ったらワキに置いておこう。
もし無視をしたり相手にしてあげないと
ネガっち『ねぇ!気づいてよ、危ないよ!』
と不安がエスカレートして声が大きくなってくるもの。
キリがなくなる前に、もう1人の自分(ネガっち)に感謝して笑顔で受け取るのです。
あなた『気づいたよ、ありがとう』
あなた『でも、大丈夫。』
思考では未来は作れないし、行動でしか未来は作れない。
そして、思考は脅す以外はできないし、実際にだって何もできない。
だから安心して受け取ってください。
思考を否定したり消そうとしないことです、もがけばもがくほど思考は大きくなり不安は(不快感)は成長する。
1度受け取ったら、そっとワキに追いやってしまうことです、冷静に観察するだけにとどめましょう。
【まとめ】
まずは不安、失敗を受けとめよう。そして『ネガティブ感情』の忠告に感謝する。あとは、ほったらかして行動をコントロールするだけ。
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