ほとんどの人たちは、
自分の持つ能力が他人よりも優れていると思い込む傾向があるのにも関わらず、コミュニケーション能力となると悲観的になるという不思議な2面性を持ち合わせています。
日常生活でおこなわれる毎日の行動や出来事、これは何度も繰り返し慣れているため予測ができ自信があります。
そのため普段の生活ゴトとなると上手くできる気がして他人よりも優れていると思い込んでしまう。
(これも、間違った思い込みなのですが)
ところが、会話、人間関係になるとこれは逆で、予測が付きづらく、いつも同じ結果がでるとは限らない経験から不安になります。
この不安からくる思い込み(バイアス)が、うまくいくはずのコミュニケーションを邪魔してしまうのです。
苦手な人にとって、
この思い込み(バイアス)のギャップが自信をなくさせている原因なのかもしれません。
誰にでも共通するこのバイアスに気がつくことがコミュニケーションを上手にとる最初のステップになると言っても良いかもしれません。
いかにバイアスが邪魔をしているのかを、そして、どんなパターンのバイアスが勘違いを生むのかを知れば、コミュニケーションが簡単にスムーズになるかもしれません。
少し考えてみたいと思います。
自分が思うほど自分は嫌われてない。
コミュニケーションが苦手な人の特徴に「自分は嫌われているかも」と思い込む傾向があるそうですが、そのほとんどは勘違い。
さまざまな実験科学で
自分が思っている程度、またはそれ以上に嫌われているのか、もしくは好かれているの実験を行ったところ、ほとんどの人たちが間違った予測をしており、全くわかっていなかったという結果になりました。
嫌われているどころか好かれていたという結果も決して少なくなかった。
そして、初対面で嫌われることはあるのかの実験でも、余程のことがない限りそのような印象をもつ被験者はいなかった。
つまり、初対面でもなんでも相手の心を読むことは相当に難しいのです。
そこで、
他にも、つい陥ってしまうような間違った思い込み(バイアス)をいくつか紹介してみたいと思います。
◯自分よりも他人の方が充実していると思い込むバイアス。
安心して欲しい、「隣の芝生はよく見える」の諺(ことわざ)ではないですが、同じ生活圏で過ごしている者同士であれば、ほとんど変わらない。
しっかり調べてみると、むしろ自分の方が充実していたなどの思い込みに気がつくことが多く、心の問題だとわかります。
◯正直に言いたいことを言うと嫌われると思うバイアス。
逆です。
自分の考えを隠してのコミュニケーションは病気になりやすいという研究結果もありますが、本音を隠しているほうが違和感が伝わり関係は深まらない、むしろ正直に話してしまった方がお互いストレスがなくなり深まるそうです。
また、正直に話をして続かないような関係ならむしろ必要がないと考えるべきです。
無理に隠してまで付き合っても疲れるだけ(病気になるだけ)、どちらにしても合わない関係なのです。
楽しい友達との時間を増やしましょう。
◯他人から親切を受けることに不安を感じるバイアス。
でも実は、親切を受けいれた方が好かれるもの。(相手に過度なストレスが無い関係なら)
逆に考えるとわかりやすいかもしれません、あなたのせっかくの好意、受け取ってもらえないと寂しく思いませんか?受け取って貰えたら嬉しいと思いませんか?
◯自分の感情がみすかされているのかなバイアス。
緊張など、意外と他人から見るとわからないものです。
あってもちょこっとぐらいにみえるもの、堂々と振る舞えばむしろ自信まんまんに見えてたりします。
◯言わなくてもわかっているよねバイアス。
言いましょう、伝えましょう、感謝をしよう!
察して欲しい気持ちもわかりますが、ちゃんと伝えないと相手は解っていない場合がほとんどです。(察してよ〜はイライラ、喧嘩のもと)
そして感謝は自分が思っている以上に相手は喜んでくれます。
そこに表現力や語彙力はいりません、シンプルに『ありがとう』を。
バイアスは雑草と同じです、気づいた頃には侵されてしまうものです、時々思い出して(3.4ヶ月に一回は掃除をしよう)バイアスを乗り越えて人生を楽にしよう。
【まとめ】
まずはバイアスがあることを理解する。相手はあなたが思っているより気にしていない。正直に話し親切は受け取り感謝はちゃんと伝えよう。読んで頂きありがとうございます(感謝を伝えます)😊
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