自立には2つ種類があります。
自分の意思で行動ができ、その行動に責任を持つ『精神的自立』
と、
他人に頼らず自分の力で生活することができる『経済的自立』。
どちらも、誰かに寄りかかることなく生活できるかどうかというもの。
また、経済的な自立ができないと、人に頼らざるをえなくなるので自然と精神的自立も難かしくなると言われています。
しかし、
他人に流されず『自分の意見』を持って自ら行動をおこしているのであれば、たとえ10代であっても精神的自立は出来るのではないかと思います。
では、どうすれば精神的自立ができるようになるのでしょうか。
まずは、下の3つの問いに答えてみよう。
1、自分の行動が、誰かからの指示ではなく、自分の意志で選べているかどうか、そしてその結果を自分の責任だと思えているかどうか。
思えていれば、他人の意見に流されたとき、「あ、今の行動は他人の意志だな。」ときづけるようなります。
そして、
『他人の人生を生きている自分』にも気がつくようになります。
(自分の人生は自分にしか生きられません。)
人に流されざるを得なかったり、従わなくてはいけなかった場合でも、自分の意思で受け入れる決断をしたのだから、自分の責任だと考えること。
(断るという選択肢を選ばなかったのは自分)
精神的自立ができていない人は、「~が言ったから」というように、決断の理由を他人に委ねがちです。
「自分の考えとは違うけど、上司(など)に言われたから従おう」という決断でも上司の決断ではなく、あなたの決断。
もし「決断したのは自分ではない」と思っているのなら、まだ自立はできていないのかもしれません。
2、気を使いすぎていませんか?
もちろん気づかいは良いことですが、周りのコトばかりではいけません。
行き過ぎた気づかいは、相手に受け入れてほしい、相手によく思われたい、といった『他人の人生』です。
もし、相手の反応や見返りを求めてしまう自分がいるのなら要注意。
自分が相手の思い通りにならないのと同じで他人もあなたの思い通りにはならないのです。
相手の反応は相手の勝手。
期待するのはやめて自分に目を向けましょう。
3、1人の時間を楽しめてますか?
気の知れた誰かと過ごすのは楽しいものです、でも誰かといない時間が不安になるのであれば気を付けて。
もちろん、ずっと1人でいる必要はありませんが、1人の時間を避けているようなら誰かに依存しているのかもしれません。
他人はコントロールできません、コントロールできない相手への依存は、不安定を受け入れているのと同じで、悩み事を常に抱えているようなものです。
誰かと居る時間、1人で居る時間、その両方を楽しめてこそ安心は手に入ります。
これをしたら嫌われるかな?
これを望んでいるのかな?
察して欲しい。
こんなにやってあげてるのに。
と他人のことばかり見ようとせず、もっと自分に注目する。
もちろん、他人を尊重するのは大切ですが、「他人のやりたいこと」と「あなたのやりたいこと」は違うはずです。
相手のコトは相手自身の問題であり、自分のコトは全て自分自身の問題と捉えて、今できることだけをやれば良いのです。
(課題の分離とも言います。)
この課題の分離ができるようになるとイライラや怒りから解放されます、イライラの原因のほとんどは、相手への期待から生まれるからです。
やって欲しかった、気づいて欲しかった、自分の思い通りにならなかった、、、、
すべて自分でやれば解決します。
どうしても手伝ってほしいのであれば、期待せずにちゃんと言葉にして伝えましょう、動かない相手をみてイライラするのはただの依存です。
そして、自分で出来ないことをお願いした時は、結果がどうあれ受け入れましょう。
どちらにしろ自分では出来なかったのですから、そしてお願いする相手の能力を見て決めたのは自分です。
どれほど仲のよい相手でも、他人は他人。
一人ひとりが違う他人同士、誤解が生まれて当然だと受け入れましょう。
では自立する為の3つのアイデアも書いてみたいと思います。
①1人行動を少しずつ試していく。
今まで見えていなかったものが見えてきます。
1人のときは、1人で行動するしかありません。(当たり前ですね)
継続すれば『自分で自分が頼れる』ようになります。
1人で遊びに行く、映画を見る、遠出する。
なんでも構いません、1人の時間が楽しめるようになったらしめたものです。
②1人でできる趣味もお勧め。
1人でできる趣味は、自立に向け、自分を知るためのトレーニングに最適、自分で決めた目標を目指すのも良いものです。
難しく考えずに、小さい目標、小さいゴールを作り、自分なりに工夫して自分の決めたやり方でやってみよう。
コツは、なるべく小さく簡単な目標から作っていくこと。
③1人暮らし。
全てを自分でこなさないといけない状況になるで、責任感がつきます。
生活も支払いも自分で決断し対応することになります、経済的自立も付くでしょう。
最後に、
それでも人は支え合って生きてます、それが楽しいことでもあり幸せなことだと思います。
お互いに、それぞれが自立しながらも頼り合う、もしもの時、怪我や病気、どうしてもの時は思っ切り頼る、そうゆう関係も大切だと思います。
面白い発想の一つに、むしろ依存先をたくさん作ってしまえば良いという考えもあります。
たくさんの趣味を持つ、サークルなどの集まりに複数参加する。
自分が熱中できるもの、相談できる仲間も複数つくる。
仮にもし、そのどれか1つを失うことになったとしても、頼れる依存先が複数あれば精神的な苦しみや不安は分散され守ってくれます。
大丈夫だとわかれば気持ちの余裕もうまれ安心もできます。
人間関係の悩みのほとんどは、限られた少ない人間関係に依存してしまい、嫌われてしまうかもしれない、仲間外れになりたくない、失うのが怖いと感じる不安から始まるそうです。
そして、病気(全てでない)も同じように言われています。
自分の言い訳をつくるために利用して依存してしまう、病気でいられることに安心してしまう、病気を失うのが怖いと感じてしまう。
でも、もし頼れる依存先が複数あるのなら、または自立ができるのなら、それだけに頼る必要がなくなり、解決するのかもしれません。
誰かに依存している間は、相手の顔色を気にして生きなくてはいけなくなる。
少しぐらい頼るのは良いと思いますが、頼りすぎると人生の主導権は他人に移ってしまう。
何を選択するのか、どんな行動をしたいのか、幸せになろうとするのも、すべて自分の力でなんとかしよう決める。
それ(自立)が、唯一にして最強の人生戦略。
【まとめ】
1人の時間を楽しむ。依存先を増やし1つにしがみつかない。最後はすべて自分の力でなんとかしようとする決が大切。
オススメ本です。
夫婦喧嘩の多いご夫婦におすすめw。人との付き合い方、人間関係改善に役立つと思います。タイトルそのままですが、相手に期待しない、自分が変わればいい!
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