没頭脳の作り方をさらに詳しく説明、前回の続きです。(前編↓)
実は,脳の状態には4つのパターンがあります。
①注意散漫
注意散漫で、ちょっとしたことに反応してしまう状態。
気がついたらネットサーフィンしている、メールの通知,電話の呼び出し音、隣りにいる人達の会話が気になってしまう。
②集中(マインドフル)
集中できている状態。
逆にちょっとしたことでは反応せずに集中できている、他の思考を意識して排除できる。
③ぼーっとしてる時間
シャワー浴びてるときや並んで順番をまっているときなど。
(携帯をいじってるのではなく、ぼんやり考えごとをしたりの時間)
④没頭(フロー)
時間を忘れて完全に集中している状態。
時間どころか自分も忘れて熱中している。
以上の4パターンです。
そして、この4つの脳には適切な使い方があり、そのタイミングにあった使い方さえ間違えなければ、どのパターンにも大きな効果が期待できることを知ってほしいのです。
多くの人たちは何もしていない③の『ぼ〜っとする時間』を生産性の低い状態と考えていますが、この時間だって、とても大切。
なぜなら、③のぼーっとする時間(休憩)を持たないと②の集中する時間は生まれてこないからです。
つまり『ぼ〜っとする時間』と『集中する時間』を意識して取り込むこと、そして、それを繰り返すことが生産性を高めてくれるということです。
また、
①の『注意散漫』は、アイデア出しや問題解決能力にとってとても有利な時間帯です。
周囲の雑音が気になりだしたら散漫になってきた証拠、集中力を必要としない単純作業や家事などのシンプルな行動に移すようおすすめします。
そのシンプルな行動をおこなっている間にも脳は勝手に、無意識の下でアイデアや解決策を探し続けてくれます。
(せっかく思いついたアイデアが消えて忘れてしまわないようにメモの準備を忘れずに。)
でももし、予定が詰まっていて、
どうしてもこの時間帯を集中に変えたいのであれば、運動が使えます。
ドーパミンの分泌量を増やす運動は、感覚が研ぎ澄まされ集中力も高まり、さらには心を穏やかにする効果までもっています、あえて体を動かして②の『集中』に持っていくという手もありです。
(コンビニまで散歩、筋トレをする、読書に集中したいのなら、体を動かすステッパーなどがお勧め)
そして脳はこの4パターン、①から④を行ったり来たりしているものなんだと理解しておこう、どの状態にも利点があり上手に使うことで生産性は上がるんです。
ちなみに『集中』と『没頭』との違いですが、
没頭は集中していることにも気づかない状態で、時間の感覚、自己の感覚が喪失していて、ただただ目の前のコトに熱中している状態。
そのあとの事、うまくいった後のご褒美など忘れてしまい(誰でも一度は経験したことがあると思いますが)、気がついたら何時間も経っている、そんな状態です。
それでは、この貴重な没頭時間をコントロールするためにも、この上記の4パターンを覚えていただき、
(散漫しているか集中しているかの2パターンしかないと思っている人が多いそうです)
①から④のどこに注意を向ければ良いのか、これから説明する方法を参考にして意識の癖をつけてみてください、今後の時間の使い方が、かなり変わって来ますよ。
没頭の作り方(コツ)の説明です。
基本は,いつ、何を、どこでやるかを『あらかじめ』決めておくこと。
集中しやすい静かな場所など、使える環境を先に選んでおく、そして生活のローテーションを記録しましょう、自分のパターンがわかってしまえばあとは簡単、時間を決めるだけです。
特に午前中が②の集中にもっていきやすい時間帯なので、その流れを使っていつの間か④の没頭にいくのがスムーズ。
もし、注意散漫から集中に行けないのであれば慌てずにいったん諦めて休憩を挟みます、③の『ぼ〜っとする時間』を入れましょう。
もしくは、運動を挟んで集中にもっていく。
ここが大切です、そのまま無理に集中しようとしても上手くいかないものです、戦略的にパターンをシフトして次の機会を待ちましょう。
他にも、、
締め切りを設定してから始めるという方法もあります。
(ちなみに、1つの作業が終わる、ひと段落する、やり切るなどすると脳が納得するので次に行きやすいです。)
だだし人は時間を甘く見積もるので、もし15分でできると思ったのなら倍の30分がおすすめ。
また、注意がそれそうになった時は、終わりを意識する作戦も使えます、人は終わりが見えると集中力が増すからです。(読書なら残りのページ数をみるとか)
締め切りを設定する作戦と併せて使えば、より便利だと思います。
『あと8ページか、、なら読んじゃお!』
コツは1つのパターンをそれぞれ30分〜50分以内することです。
(脳のシステムは、もとから続かないように作られています。)
意識して①〜③のどれかにシフトしよう、没頭(フロー)に入った時以外は、移ろう脳に逆らわない。
(つまり没頭できてなければシフトするということ、没頭はできていればソレに気づくことすら出来ません)
最初から自己コントロール力、集中力、意志力、モチベーションは続かないとわかっている(理解している)のであれば、意識してパターンを切り替えられることは難しくないと思います。
上手に切り替えて、まずは②の集中に持っていくことです、そしてそのまま自然と没頭へもっていく。
没頭に入りやすいタイミングは自分でつくれます、つくっていきましょう。
【まとめ】
4つの脳のパターンを理解して、それぞれのタイミングに合わせた使い方にシフトする。上手に使いこなして没頭に入るコツを手に入れよう。
おすすめの本。(前回と同じですが、没頭=フローといえばこの本)
挑戦とスキルの釣り合う状況で没入する体験、それが没頭。わくわくしたい!人生を充実させたい。本当は仕事も家事も勉強も楽しめてしまうのです。幸せにつながる行動を教えてくれます。入門編と合わせて2冊お勧めです
お勧め本2
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