完璧主義はメンタルを弱らせ、病みやすく、人生を狂わせる。
ダメ!
それだけではありません、寿命が縮むともまで言われていて、完璧主義「者」ともなると自殺率だって高くなる。
研究によれば、完璧主義の傾向は1990年代から増えるようになったそうです。
条件がそろわないとチャレンジできない、新しいチャンスが恐怖でしかない、失敗を恐れる、他人の期待に必要以上に応えようとしてしまう。
もしここに、少しでも当てはまるようなら完璧主義予備軍かもしれません。
完璧は息が詰まります
完璧主義におちいる人のパターンを紹介。
1、ネガティブな感情に振り回される、他人の言葉にやたら反応する、その言葉に落ち込む。
2、その結果、誠実性が減る、コツコツが出来なくなる、計画的に出来なくなることで逆に完璧とは程遠い状態になる。
3、もちろん準備が出来ていないから、いつまで経ってもチャレンジ出来ない。
こうなってしまうと完璧にこなすには、簡単なモノばかりを選り好みするしかありません。
だから、
ミスが起きづらい手近なものばかりに手を出し続けるという結果になってしまうのです。
ふー、これなら失敗しないぞ。
よく原因としてあげられるのが、比較対象の多い生活環境です、とくに他人と比べるクセがある人は要注意。
わかりやすいのがSNS、SNSは比較の宝庫です!比較グセのある人は心に留めておきましょう。
(1990年代から増えているのは、この辺が理由かもしれません)
研究調査によれば、完璧主義者は年齢を重ねるごとに失敗の数が増えていました、認知症になりやすく、チャレンジ、新しいことがより怖くなっていく。
ミスを怖がることで「チャンスを逃がしてしまう」ぐらいであればいいのですが、どんどん「やること」「やれること」が細く狭くなってしまいます。
『ミスをしない人生を送ろう』という危険な考え方は、自ら行き止まりの人生に向かっていくような最もあやふやな方法です。
出来るだけ若い時(今日があなたにとって1番若い日です)に、直ぐは無理かもしれませんが、少しずつでも治すクセをつけていきましょう。
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まだまだデメリットはあります、完璧主義は神経症的傾向が高まるだけでなく、なんと性格まで歪められることもあるそうです。
不安によってチャレンジしなくなることで、自然と他人に『嫉妬』『怒り』が向いていく。
また、完璧にできる手近な仕事しかしなくなるので無計画になる、細かいことにこだわるようになる、誠実性がへる。
では,どうすれば良いのでしょうか?
まずはキッカケ(原因)さがさなくてはいけません!
でも実は、答えは一つしかないんです。
たった1つ!
完璧主義の原因は『不安』です!
つまり不安対策。
チャレンジをして失敗をしたら、化けの皮が剥がれるんじゃないか?の怖さが完璧主義になる。
これは『他人から見る自分』に完璧を求めるからです。
だから、もう自分で自分に厳しくするのは辞めましょう、失敗したときは親友に声をかけるのと同じ優しい言葉を自分にかけてあげよう。
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完璧主義には、「良い完璧主義」と「悪い完璧主義」の2種類があります。
①内向きの完璧主義(これはOK)
自分との約束を守ろうとか、自由に生きると決めたのだから今回もちゃんと断ろうなど、内向きの考え方は良い例。
まずいのは、
②外向きの完璧主義(これはNG)
自分の能力を証明しよう、他人の期待に応えよう、外から見た時に完璧な自分でいよう。
ここに陥ったときです。
更にいけないのが、他人に弱さを見せられないので(完璧な自分を保ちたいから)相談できずに溜まってしまうパターン。
そして、無意識のうちに他人にまで高い基準を要求してしまう。(嫌われます、それでもまずは自分から許しましょう)
つまり、他人の目を気にする完璧主義が1番やばい。
(必要以上に他人と合わせようとする、空気をよもうとするのも、完璧主義の入り口。)
おりゃー!
ある程度の完璧主義(最初の時点では)は、仕事のモチベーションや誠実性を高めてくれるので良いですが、エスカレートするのは気をつけたい。
100%の努力で100点を出すのではなく(最初だけは良いかもしれませんが)、半分ぐらい、またはより少ない努力で90〜100点を目指すなどの柔軟な考え方、あそびを作りましょう。
完璧主義者は100の努力で100をだすと、次回は110の努力で100を維持しようとします。
完璧を意識すればするほど抜けが許せなくなってくるので細かい部分が見逃せず、もっとやらなくてはいけなくなってしまう。
そして次は120の努力とさらに時間と労力が増え余裕がなくなっていく。
つまり、どんどん細かいところに目がいくようになるので時間も精神も削られて燃え尽きてしまう、気がつけば毎日不安をかかえるようになるという流れ。
まさに自作自演です、プレッシャーを自分で自分に課していることに気がついていない。
解決策としては、先ほど書いたように、
いかに少ない労力で100点がとれるのかという考え方に変えること、更には、いかに少ない労力で90点代(100点にこだわらない)がとれるのかに変えていく。
そして、
最初は90の努力で95点でもいいかもしれないが、次は70の力で90点、30の力で89点、20で91点のように、いろいろ試していくようなスタイルに。
斬新なアイデアやあそび、頭を柔らかくする方向に『努力』を使う。
新しいアイデアや斬新なアイデア探しは、1人の頭だけではなかなか浮かんでこないものです、自然と他人にアドバイスを求められるようにもなると思います。
そして、減らした時間で他のこと(趣味が理想)が出来れば、さらに余裕とモチベーションが生まれます、好循環。
ぜひ試してみてください。
(過去記事ですが他にも完璧主義について書いてます→完璧主義がハマってしまう優柔不断を直す方法)
【まとめ】
まずは90点、完璧を目指すことから卒業しよう!細かいところにこだわるのではなく広く柔軟なアイデアを探してみよう。
おすすめ本
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