ピンチを乗り越えるために必要なこと、それはパニックにならず冷静に判断すること。
「早くなんとかしなければ」と行動を起こすのではなく、落ち着いて、今の状況をちゃんと把握すること。
冷静さを失ったまま感情に流されてしまうと、物事を大袈裟に捉えてしまい、結果として、悪循環に陥ってしまいます。
まずは、立ち止まって深呼吸しましょう。😊
そして、冷静さを取り戻したら原因をさがし、現在の状況、影響の範囲を調べることから始めよう。
大抵は、あなたが最初に感じたときよりも、問題(被害)は小さいものです。
そこで、今回は、パニックを防ぐ方法を4つと、その他アドバイスも紹介してみたいと思います。
(原因、状況、範囲、継続。)
1、まずは、原因をさがす。
落ち着いてしっかり分析する、自分がどこまで悪いのか、相手にも悪い部分があるのか、環境のせいなのか、どこから発生したのか(大切なのは、原因が全て自分だと思わないこと。)、しっかり調べる。
もし、全て自分が悪いと思うようであれば、、
それは冷静ではない証拠です、そのほとんどが部分的なハズです。
2、現在の状況や今後の展開をムダに大きく想像しない、大袈裟に考えない。
実は◯◯程度で済みそうだ、◯◯すればたいしたことないぞなど、冷静にその被害を考えることで丁寧な対処がしやすくなります。
そして、その丁寧な対処こそが被害を小さくできるのです。
3、影響の範囲が、自分にとってどのくらいなのか考える。
これも、心が動揺したままでは範囲を広く捉えがちです、先程と同様、思っているより影響は小さいものです。
◯◯は難しいけど◯◯には影響ないぞ。など
4、最後は持続性、このピンチは、いつまで続くのか。
頭の中が散乱したままだと、いつまでも続くものだと勘違いしてしまいます。
世の中、永遠に続くものなどありません。😊
自分がダメだったのではなく、シンプルに準備、経験が足りなかっただけかもしれない。
又は、たまたまコントロールできなかっただけ、よく考えたら一時的なものに過ぎなかったなどetc、、、
まずは冷静になり、上記の4つを理解してピンチ(逆境)を乗り越えましょう。
対処の方法は意外とたくさんあるはずです。
すぐ動きたくなる気持ちもわかりますが、ほとんどの場合、いったん立ち止まり、しっかり対策を練ってからの方がうまくいく場合が多いものです。
更にもう一つ。
『楽観的思考』を取り入れると効果があるという話も紹介。
もし、仕事や、仕事の一部が上手くいかないだけなのに、生活全般までダメだと感じてしまうようなら。
“負け癖”がついてるかもしれません。
ここで、有名な「犬の実験」の紹介です。
犬に電気ショックを与える実験なのですが、(可哀想💦)
電気ショックを与えられるたびに、
1、犬がレバーを倒すとショックが止まるオリと、
2、倒しても何をやっても止まらないオリの
2グループに犬たちを分けて生活してもらいました。
しばらく続けた後に、両グループを同じ新しいオリにうつします。
そして、
その新しいオリでは、簡単に乗り越えられる柵があり、その柵を乗り越えるだけで電気ショックから逃げられるという仕組みに変更しました。
すると、1のグループの犬たちは、ショックから逃れて柵を乗り越えて行くのにもかかわらず2グループの犬たちは、逃げてく犬たちを目の前にしても諦めて受け入れてしまうのです。
これを『学習性無力感』といいます。
ネズミ、人間(別の方法)なんと虫までが、実験をした結果、同じ行動をとったそうです。
無力感を学習してしまったのです。
生きていくのに障害は当たり前、山あり谷ありは普通のこと。
ですが、
どうせ無理だろう、自分のせいだ、、
と受け入れる癖がつくと、その考えが固定化しピンチも逆境もすぐに受け入れてしまう。
簡単に乗り越えられるものであっても「諦める」を選んでしまう。
ーーーーー
ぜひ一度、頭の中を整理し『楽観的思考』を取り入れ、よく考えてほしい。
もしかして?ひょっとしたら?なんとかなるんじゃないのか?
コントロールができると知ってしまえば(レバーを倒して電気ショックを止めること)、犬でさえも考えを変えて行動します。
実験では、実際に教えてあげることで、行動を変えることができました。
逆境に負けない方法、それは自分だけのせいにしない、必要以上に範囲を広げない、全部を諦めない、それはいつまでも続かないことなのだと知って、乗り越えられるようになりましょう。
ほかにも保険の営業マンを対象にした分かりやすい研究もあります。
何故なら保険の営業ほど、断られる回数(逆境)が多い仕事はないからだという理由だそうです。笑
悲観的な営業マンと楽観的な営業マンの追跡調査です。
結果は歴然、楽観的な営業マンは売り上げが約2倍、そして悲観的な営業マンの離職率は3倍でした。
断られても断られても気を取り直して営業を続けられるかどうかで決まる、、そんな、わかりやすい結果そのものでした。
しかも、病気にかかる確率にまで大きく差がでたそうです。
さらに面白いのが、この結果を受け、楽観的思考の教育を社員教育のカリキュラムに加えたところ、営業成績が大きく改善しました。
つまり、生まれや、性格ではなく、『楽観的思考』は鍛えられるということです。
(その方法については、こちら↓)
逆境はいつまでも続かない、ピンチは全体ではなく限定的、さらに原因は自分だけのものではない。
そして、冷静になるだけでなく楽観的になる。
ぜひ、日々の仕事や生活に楽観的思考を意識してみてはいかがでしょうか。😊
おまけ、
ネズミの免疫力に関する研究から、、
ガン細胞を(犬の実験のように)学習性無力感になったマウスに注入。
普通のマウスより、ガン細胞が2倍に成長したそうです。💦
【まとめ】
まずは深呼吸です。立ち止まって冷静に考えよう!原因も今後の状況も、その範囲だって思っているより小さいはずです。そして、それはいつまでも続かない。だから楽観的に考えよう!
(参考図書↓)
学習性無力感について書かれてます。気がつかないうちにやる気が失われている、その仕組みや対応策がわかりやすく説明されています。本当の幸せを手に入れてみませんか?
僕も電子書籍(ライフハック)を出版してます。よかったら読んでちょ。↓
さらに、小説も書いてるんです。良かったら呼んでちょ。
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