成功する為には、地道にじっくり丁寧にやるのが良いのでしょうか?
うーん、そうとは限らない、、、
そこで、学校教育で子どもたちの学力水準を世界トップレベルにさせたフィンランドのお話。
フィンランドの教育は、暗記や基礎学習の時間を無くして近道の勉強法で結果を出しました。
これはアメリカや日本に比べて半分の教育時間。
計算学習で例えれば、九九の暗記時間を削り、電卓を活用させることで、増えた時間を次のステップの学習に充てる賢い近道教育。
ホームページを作る授業で言えば、難しいプログラミング言語やHTMLを1から学ばせるよりも、アプリを使って完成させてしまうような方法。
つまり、ショートカットを使って結果をだしている。
また、ロケットの会社スペースXを作ったイーロン・マスクも、このフィンランド式ショートカットで結果を出していると言われていて、
創業後たった6年でロケットを打ち上げてしまう。
最初の打ち上げは失敗してしまったそうですが、この後の展開が早く、わずか5週間で改良版ロケットをつくり成功させてしまった。
凄い、、、
また、賢いショートカットといえば、他にも興味深い話があります。
新しいアイデアで勝負をする新会社(ファスト・ムーバーという)の失敗率は47%と、とても高く、成功するまでに平均5年近くかかるのに対し、
1番手を参考にしてスタートした2番手の新会社(ファースト・フォロワーという)は失敗率が8%とグンと下がり、その成功した53%の会社が市場のリーダーになっていた。
つまり1番手より最速2番手の方が成功確率が高い。
今度は別の角度で見てみよう。
積み上げてきた基礎力と経験が、論理的は判断や冷静な判断を鈍らせてしまうという一例。
バスケットボールのシュート分析を、バスケットボール経験者と素人にさせた実験。
3パターンで【分析力】を調べました。
①直感だけに頼った実験の場合、素人より経験者のほうが正確性が高かった。
ところが、
②素人側に正しい分析マニュアルを使ってもらい分析させてみたところ、経験者とほぼ同じ結果になった。
そして、
③どちらにもマニュアルを使わせた場合、直感に惑わされてしまう経験者よりも素人の方が正確性が高くなってしまった。
もちろん、この研究の結果が全てではないと思いますが、ショートカットの説得力は感じられたのではないでしょうか。
ショートカットという考え方、意識しておいても損はなさそうです。
最後は、10倍思考というやり方を紹介。
例えば会社の売上を10%上げようと考えた場合、他のライバル会社も同じように考え、同じような施策を考えているためになかなか差をつけることができない。
ところが売り上げを10倍にしようと決めるとどうなるか?
ものごとを根本的に変えなくてはいけなくなるので、今までのやり方をすっとばし、大胆に変えざるをえなくなる、
そして、その斬新なアイデアにライバルは少ない。
また、面白い実験の1つに、10人で行ったテストより100人で行ったテストの方が成績が悪くなるという研究があります。
つまり、人は、ライバルが多いと成績が落ちてしまい、ライバルが少ないと上がりやすいという実験結果です。
もし、10倍思考ができるのなら、、
ライバルが(ほとんどのライバルはプラス10%向上思考なので)ライバルではなくなるかもしれません。
それならば、思い切り基礎を飛ばして、あっと驚くようなアイデアで勝負してみるのも面白いかもしれない。
【まとめ】
成功につながらない努力なら省略するのも一つの戦略。コツコツ積み上げるのも大切だが、すでに積み上がった高い場所から始めてみるのも面白い。
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