「失敗は成功の母」「失敗は成功のもと」「成功の種」など、いろいろと言われていますが、、、
気をつけてください、実は失敗にもやり方があるんです。
ただただ失敗していては意味がありません、せっかく痛い思いをするのであれば、未来に役立つ方法でなければもったいない。
失敗を上手に利用して、なおかつ上記の諺(コトワザ)のように成功にしてこそ意味があるというもの。
そして、できることなら失敗を怖がるのではなく、『時々欲しくなる』の感覚にまで落とし込めることができたら、、、、さらに成功しやすくなるんです。
もし、あなたが失敗を上手に活かしきれていないと感じているのであれば是非、この先を読み進めてみてください。
参考になるヒントが手に入るかもしれません。
一つづつやり方を説明してみたいと思います。
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まず最初は、(成長するためには、)
『目の前の失敗は削らない、大きな失敗を避ける』です。
立ち直れないような大きな失敗をするのではなく目の前の小さな失敗を重ねていく。
お金の使い方を例にすると、
『目の前の出費を削らない、大きな出費を避ける』。
もったいないからと毎月かかる少額の勉強代をけづってしまうと成長できないのと同じで、減らすのならもっと大きい出費を減らすように意識する。
お金の節約は、書籍代や週一回の講習代を削るのではなく家賃などのもっと大きな出費に。
時間も同じです、小さな勉強時間を減らすのではなく大きな時間を減らす。(気分がのらない飲み会、付き合い、通勤時間など)
つまり小さな失敗(少額な勉強代)は積み上げて、大きな失敗(高い家賃、車など)を回避する。
掃除をする時もつい小さなゴミからはじめてしまうものですが、そこにこだわるのではなく、もう使っていない家具など、要らないものを捨ててしまえばもっと小さい部屋でも充分ですし掃除の時間も家賃も安くなります。
もしその家賃で会社の近くに引っ越せるのであれば通勤時間も少なくなります。
その時間とお金をレッスン代、勉強などに回しましょう。
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そして、
失敗を受け入れる練習も大切です。
脳科学の研究で、失敗をしない脳は『動かなくなる』ということが明らかになりました、使わなければ身体のどの部分だろうと動かなくなるのです。
人間の進化は、失敗をうまく利用し使いこなしたからこそ最強の生物になったという現実を忘れてはいけない。
失敗は、よろこんで受け入れよう。
脳の中には失敗をため込む部屋があるといわれていて、失敗から逃げていたりチャレンジしないままでいると空室のまま。
でも逃げずに挑戦すれば、失敗できるんです。
その部屋には失敗情報が大切に保管され、多ければ多いほど今後の人生、生き方に照らし合わせる実例が増えるのでリアルに役立ちます。
せっかく備わっているはずの部屋が一つ空室になっているなんてもったいないと思いませんか?脳の1部を無駄にしているのと同じです。
いくつかの研究でも明らかにされています。
若い時にたくさん失敗した人、そうでない人を比べた調査では、失敗を多く経験している人ほど長期的な成功につながっていました。
もちろん歴史上の人物、有名なスポーツ選手なども同じです。
世界のホームラン王「王貞治」さんも三振王と言われていた時期があります。
バスケの神様マイケル・ジョーダンの名言も有名ですよね。
『シュートを9000回以上はずし、300試合負け、勝敗を決める最後のシュートを任され26回外した、人生だって何度も失敗、それが成功の理由さ。』
ここまでで、
失敗を受け入れることが人生にとって必要不可欠、大切なのはわかったと思います。
次は、心の持ちかたです。
失敗をした時に、その『やり方』を疑うのか『自分の才能』を疑うのか(自分を責める)の違いです。
これが心の持ちかたです。
もちろん自分を責めるのではなく『やり方』を疑うべきなのですが、その理由(これから説明します)がわかれば責める機会も減るかもしれません。
やり方を疑うべき理由。
それは、失敗を重ねながらも手さぐりで解決を探る方法こそ、効果が高いからです、一見非効率にみえてしまうやり方ですが長期的にはメリットがとても大きい。
学生に協力してもらった面白い研究があります。
教えてもらい学んだ学生よりも手探りで苦しみながら学んだ学生達のほうが成績はよかったという研究結果です、そして難解な問題になるほど差が出ました。
それは、悩み苦しむコトで培われた解決力、応用力が身についたからだと言われています。
自分を疑う気持ちもわからなくもないですが、『やり方』を疑って生産的な失敗を習慣化させよう。
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それでは最後に、『失敗との距離のとりかた』2つのアドバイスです。
①お金や成功ばかり追求しない、期待しすぎない。
これらは失敗にのまれやすくなります。
追求するのは教訓(プロセス)にしましょう。
お金や成功は他人との比較になってしまうので終わりが見えず心が疲れてしまいます、いつか潰れてしまう、でもプロセスに注目すれば自分との対話。
そして、できるなら失敗の履歴書を作りましょう、失敗を書き残す「リスト作り」をオススメします、頭の中が整理されるんです。
整理されれば、失敗を客観的、論理的にみることができ、感情と切り離すことができます。
(感情と切り離すことができれば、自分を責めるのではなく、やり方を疑うことができます)
つまり距離ができる。
書くだけで失敗に強くなれる。
思うだけでは切り離すことができずに膨張していきます、感情が悪い反芻思考となってハマってしまいます。
思うだけでは、コントロールは難しいのです。
意外に思うかもしれませんが、細かく書けば書くほど良い反芻思考に変わります,客観視ができて距離がうまれ自己コントロールしやすくなるんです。
②混乱、不安を感じるなら学習がうまくいってる証拠。(不安がなければ知ってることをくりかえりしているだけ。)
【人は混乱にぶつからない限り多くを学べない】
10年間かけた研究で、混乱を解決しようとする感情がないと学習はできないことがわかりました。
でもあまり大きな混乱はパニックになるので、自分と相談して2割程度にとどめることをお勧めします、できても5割まで。
頑張りすぎるのは逆効果です、わざと誘惑に負けてみたり、あえてサボったりするのがオススメです。(15%程度が良いそうです)つまりチードデイ。
もっと頑張ろうとする気持ちを抑えて休みましょう。
どんな目標にもチートデイは有効なんです。
ダイエットを使った研究、それ以外の研究でも、チートデイを入れたグループの方が明らかにうまくいくという結果が出ています。
週に一回はケーキを好きなだけ食べる、雨の日は走らないなど、、
ダイエットもスポーツも精神も、そしてモチベーション、自己コントロール力の鍛錬も、すべてにおいてチートデイは必要です。
『必ず』定期的に失敗をしよう、誘惑に負けよう、これが失敗をしてもコントロールができている気分を味あわせてくれる。
予期せぬ失敗でやる気をうしなうのではなく、計画的な失敗をしておくことで逆に失敗が,勝利の感覚に変わり,自己コントロール力が強化され目標達成率が一気にあがる。
つまり『時々失敗がしたくなる』んです。
【まとめ】
目の前の失敗をたくさんこなして経験を貯める。計画的な失敗を重ねてコントロールをつける。そして失敗を欲しがろう!
オススメ本
ものごとの受け取り方や考え方。自分を大事にする、自分を認めてあげることの大切さ。内容は地味ですがじわじわと身につく本です。是非読んでみてください。
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