やっぱり安く買いたいし、高く売りたいですよね。
いい買い物したわー
そこで今回は、オークション心理から学ぶ賢いお買い物の仕方、売り方を考えてみたいと思います。
知っておいて損はないですよ。笑
なぜなら、オークションにはたくさんの心理学が詰まっているからです。
190カ国以上で利用されている世界最大級ネットオークションサイトeBay(外国のヤフオク)の取引金額をみればわかります、なんと、商品の約半分が相場の価格より高く売れている。
これを『オークションフィーバー』と言います。
競争意識や制限時間が設けられているためにアドレナリンが上昇しやすく興奮してしまう、スポーツの世界であれば良い結果につながることもあると思いますが気をつけなくてはいけないところです。
燃えてきたー!
ほかにも、オークションには『一点もの』が多いなど、より欲しくなるような仕組みがたくさん用意されております。
もうわかっているとは思いますがそれは、みんなが限定品に弱いとわかっているから。
また、『一度手に入れて』しまうと評価が上がってしまう、という心理も利用されています。
参加させて一度でも値段を出してもらう(所有した気分にさせる)、これにハマると欲しくなってしまうのです。
オークションのほとんどが低い価格からのスタートですので、ついつい手が出てしまう。
一度でも手に入れたぬいぐるみが手放なしずらくなるのと同じ心理かもしれません。
所有した気分にさせて想像させる、これは『授かり効果』といわれ、ビジネスでいえば試乗車などが良い例かもしれませんね、つまり擬似的な所有感を煽る。
さらに、ここに希少性、社会的証明(自慢できる、認められる)がくっ付くとさらに興奮する、先程の限定や一点ものもこの一部。
そして、
皆んなが買おうとしているものを良いものと感じてしまう心理効果(よく広告でみる、お一人様一点限りなどもそうです)もあります。
オークションでいえば入札価格が上がれば上がるほど皆んなが買いたくなってしまう『え?そんなに良いものなの?じゃぁ私も』どんどん上がる。
売りたい側から見れば『この商品は人気があるよ!』『みんな欲しがってるよ!』の空気をつくればいい。
バチバチ
他にもいろいろと研究がされていて、室温が高いと値段が上がるというのもあります。
1000ドルぐらいのクルーズ旅行をいくらで買うかの実験で、室温25度の場合は平均1214.33ドルで落札されていたが、19度では1067.14ドルで落ち着いてしまう、ここまで違うんです。
同じように事前にアクティブなスポーツ、格闘技やエロティックな映像を見せた場合にも効果がありました。
(オークション会場などは、よくこれが利用されている)
ちなみに、のどかな風景、宇宙の映像などを見せた時は逆効果だった。
さらに赤い背景にも注意です、攻撃性、競争性を刺激、赤ければ赤いほど価格が上がった。
ところがです、
リラックスし過ぎていても損することがわかっています、つまり買う側であれば程よい緊張感が大切。
あ、とんぼだ!
リラックス状態にいると11%高い価格であっても購入を考えてしまい、そして相場よりも15%高く買ってしまう傾向が明らかに。
余裕があると、つい手に入れたときの想像をしてしまう、またはモノを抽象的に見つめてしまう、『あ〜、これでこんなことしたいなぁ』『使ったらきっと面白いだろうなぁ、、、』
ほどよい緊張感を忘れないようにしましょう、緊張感があればスペックを中心に見れるようになれます。
もしビジネスに活かすのであれば、お客様をリラックスさせることも結構大切なんですよね。笑
(過去の記事ですが、そもそものお金の使い方について書いてます、よかったら→『お金よりアイデアで時間を増やす方法』)
【まとめ】
オークション心理を使って欲しいモノは安く、売るのなら少しでも高さと上手に取引しょう。そして、買い物をする時は興奮でもリラックスでもなくほどよい緊張感で。
おすすめの本
通信販売、人的販売の現場でも応用できるノウハウが30個に絞られ書かれてます。手ごわいお客の心を動かす、心理的トリガー(引き金)など。売る側はもちろんのこと買う側に立って考えてみても勉強になります。良本です。
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