褒めるにも『褒め方の技術』というのがあるんです。
せっかく褒めて貰ったのに、ちょっと見当違いだったり、大袈裟に褒められて、なんだかしっくりこないなぁってコトありませんか?
実は褒めるって、結構難しいんです。
そこで、今回は、自分が相手を褒めようと思った時にどうすれば上手に伝えられるのか、参考になるアドバイスが聴けたので、いくつか紹介してみたいと思います。
まずは基本から、
『聴いてから褒める』です。
最初は、とにかく聞くこと!
え?っと思うかもしれませんが、意外と出来てない人が多いです。
間違っても自分から喋りたおすようなことだけはないように。(人は誰だって話している時が気持ちいいのです。)
忘れてはいけません。
1番の目的は、相手に気持ち良くなってもらうことだってことを。
では、次にいきます。
◯感情を入れて褒める。
これも意外とできていない。
感情なしに褒めてしまうとイメージが悪く、逆効果になってしまいます、もし気持ちが入れられ無いと感じたら無理はしない。
小さな事でも構いません、本当に凄いなと思う1部分を探して褒める工夫をしましょう。
また、大袈裟に褒めてしまうのも逆効果です、極端な言葉は使わずに普通に褒めましょう。
実は、いつも通りに話した方が相手に響くものなんです。
「そんなに褒められても、私、凄くないから、、、」と不安になってしまう人も多いので気をつけましょう。
同じように『簡単なことを褒める』のも注意。
「私の能力が低いって思ってるのかな?」と馬鹿にされてる気分になるか、「この人は、私の事を何もわかってないんだな?」とあなたに対してガッカリしてしまうかのどちらかになってしまいます。
◯相手がコントロール出来る範囲を褒める。
これは『才能』や『運』など、自力では変えられない内容ではなく『努力』や『戦略』といったプロセスを褒めるという意味です。
生まれや、背の高さなどを褒めてしまうと、「じゃ〜、それが無かったら私は駄目って事?」と不満(不安)にさせてしまう。
そうではなく、『あのアイデア、よく思いついたね。』とか『毎日、練習してたもんね、カッコいいよ。』など、過程を褒めましょう。
◯他人との比較を使って褒めない。
効果が低い上に、結果的に競争を煽ってしまうので悪いイメージが残ってしまいます、また、羨ましがる、自分との比較も嫌な気分にさせてしまうので避けましょう。
『わぁ、こんな高いバッグ、私にはとても買えないわ!』とブランド品を羨ましがるのでなく、その商品を選んだセンスや色、デザインに話をもって行きましょう。
東大出身だから凄い!も同じでよくありません、その人の個性、考え方を褒めましょう。
◯褒めてはいけないタイミング。
相手が好きな事をしている時、作業をしている時は、褒めるよりも教えてもらう側にシフトする。
忙しい時や集中している場面で声を掛けられてしまうと、余計なお世話だと感じたり、面倒くさいと思われてしまうので、教えてもらうことで気持ち良くなってもらうやり方です。
(自慢しやすい環境になるので、本人は説明をしながらも、褒められているのと同じ気持ちになれる。)
もう一つ、頻繁に褒めてしまうのも良くない方法です。
言葉の重みが1つ1つが軽くなっていく上に、価値まで下がり、うっとうしく、嫌われやすくなるものです。
(ここぞ!のタイミングに一言で充分)
また、その人をあまり知らないのに、あわてて褒めてしまうのも、よくやってしまう駄目なパターンです。
まずは落ち着いて話をよく聞く、興味をもって質問する、色々な情報を手に入れてからです。
そして最後は、
◯自分の利益を含めない。
できる営業マンの話を聞くとよくわかります、自分の商品は説明せずに、お客様の話を盛り上げ、お客様自身の言葉を聞き出そうと集中します。
その後、その情報を上手に使って褒めていくからこそ、向こうから話を振ってきて貰えるのです。
『ほー、なるほど〜、だから素敵なご夫婦に見えるんですね〜』
【まとめ】
まずは相手の話をしっかり聞く、あわてて褒めるのではなく、会話の中から性格や考え方を理解する。あとは気持ちを込めてさりげなく一言。それだけで充分。
おまけ。
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