ちょっとでも嫌なことがあると、もう人生終わり、些細な出来事あればすぐに悲劇として捉えてしまう。
大丈夫、それ、理由があるんです!
もしそう感じるのであれば、あなたは感情に呑まれやすく、自分と向き合うことを普段から避けているからかもしれません。
向き合う(考えるのは面倒くさい)コトから逃げていると自分を維持するのはとても難しい、なぜなら感情に振り回されてしまい冷静な判断ができないからです。
つまり自分をコントロール出来ていない。
そこで今回は、自己コントロールが苦手な人に向けたちょっとしたアドバイスを書いてみたいと思います。
では、いきますよー!
まずは、自分を理解するところか始めよう。
最近、感情的になってしまった時のことを思い出してください、そのとき自分がどうゆう態度をとったのか、そのときどんな解釈をしたのか、できればその時抱いた感情の強度も採点してみよう。
怒ってしまう、悲しい、イライラには必ず理由があります、何のためにそういった感情に至ったのか自分と向き合う必要があります。
この3つのヒントを元に考えてみてください。
1、相手を動かそうとしてイライラ。
2、モチベーション(何かしたいのに何をしていいのかわからない)に変えられずイライラ。
3、結論が出せずにイライラ。
ここをハッキリさせること。
向き合うことを避けているうちは、いつまでたっても頭の中が整理されずトラウマを乗り越えることができません。
自分がどうして感情的になってしまうのかがわからないということは、解決策も判らないということなのでコントロールすることができない。
どうしてかしら?
以上をふまえた上で、ここからは効果の高かった解決策(テクニック)を紹介したいと思います。
実は、自己コントロールが崩れてしまう理由は2つあります、それは先ほど説明した『感情的思考』と、もう一つは『論理的思考』。
このどちらか一方に振れてしまうと人はコントロールを失います、
論理的思考とは、自分の感情をないがしろにして淡々と機械的に行動するやり方とも言えます。
最初はうまく行くのですが、いづれこれもメンタル(我慢できない)に支障をきたします、それは結局、感情に呑まれてしまう『感情的思考』の結果と同じようなもの。
つまり、この2つの真ん中が取れるようにする、バランスをとれるようにすることが大切なのです。
そこで、
ノートいっぱいに大きい◯を2つ書いてください(オリンピックのリングみたいに重ねて)
そしたらまず最初、左の輪の中に『論理的思考』を書きます、つまり事実のみを書いていく、いつ、どこで、何がおきて、どうなるのか。
次にその事実を見ながら右の輪の中に『感情的思考』を書きます、どう感じているのか、我慢できないことはなにか、思いつく限りの全てを書き出す。
コツは、両方とも同じ時間をかけて同じ量を書く意識をもつこと。
そこまで書いたら最後に、輪の真ん中の重なっている部分に『じゃあ両者の間をとるには?』と考えて書きます。
事実から目を逸らさず、そして自分の感情からも逃げださずに向き合い答えを出すこの作業、これが頭の中でおこなえられれば、それが自己コントロール。
でも、最初は難しいので紙に書く。
(たくさんの研究で紙に書く行為そのものが、メンタルの安定、思考の整理、アイデア力などに良い効果のあることがわかっています。)
そして、乗りこえた後のメリットも忘れてはいけません。
PTG(心的外傷後成長)といわれていて、トラウマや悩みゴトから乗り越えられた人は、39%創造性が向上する、タフになり、人として深みが出て、自分をかえようとする開放性が高まります。
幸福度も向上。
嫌な体験から逃れようと頭を働かすことで、 自然とクリエティブになるからです。
アイデア力が花開く
研究でも乗りこえた人たちの自己コントロール能力は高くなりました。(ただし事件や歴史的な悲劇レベルではなく一般的な人生で経験するレベルを対象におこなった実験)
自分をダメだと思ってしまう、怖い、嫌だな等から湧いてくる感情を抑えるコントロール力、反芻思考を止める能力も上手くなっていた。
辛い経験、体験、嫌な記憶は頭に残りやすいもの、反芻思考の研究でもその場面(痛い、嫌、暑いなど)に集中すればするほど、それは大きくなるし記憶に残りやすいことがわかっています。
辛い体験、記憶に出あった場合は、「辛い」に集中するのではなくその時その場所の違う部分、例えば怒られている時であれば、その人のネクタイの色を意識してみる、記憶でもその辛い現場ではなく背景、BGMなど、感情のわかない所はどうなっていたのか?に目を向けるようにする。
(実験研究でも記憶に残りずらくなり、効果は高かった。)
自己コントロール能力を身につければ、メンタルは強くなり引っ張られずらくなるんです。
是非試してみてください。
そして『できる人は、いつでも注目する部分を自分で選んでいる』のを忘れずに!
(他にも乗り越えかたの記事書いてます→【解決】つまずいた時の処方箋、ふんばりどころ。よかったら。)
【まとめ】
ものごとを大きく悪く捉えてしまう癖があるのなら自己コントロール力を身につけよう!事実と感情の中間、バランスで答えを出すクセをつけよう!
お勧め本の紹介です。
意志の力が脳の中でどのように決まっていくのか?そして、それを逆手に取る方法が書いてあります。面白い!人生に役立つ必須本。↓
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