最近何かに没頭したことはありますか?
現代人は集中する力、没頭力が減っていると言われています。
そして、少なからずその原因は、いつでも着信を知らせるメール、つい何度も確認したくなるSNS、24時間365日繋がり続けるインターネットにもあるのかもしれません。
気づいてない無意識の中で常に頭は追いかけられている。
いつ何時、何処にいても意識してしまうこの小さなプレッシャーは脳を翻弄させ、1つのコトに深く集中させないようにと邪魔をします。
実際に、集中力を測るテストを使った研究があります。
スマートフォンを手元に又は部屋内に置いたままテストを受けたグループと、別の部屋に置き去りにしてもらい受けたグループのテストです。
結果は後者の方が明らかに成績が良かった。
これは、もちろんスマートホンだけの話ではなく、人は漠然とした不安、過去の後悔や未来の不安、気になる何かにとらわれてしまうと、今『この瞬間』に集中できなくなってしまいます。
つまり、何かを気にしている状態で集中をするのは、とても難しいのです。
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科学の研究では、没頭する時間が長ければ長いほど幸福感は高まり、人は幸せになれると言われています。
つい何かに夢中になってしまい、辛いことも楽しいことも何もかも忘れて「あれ?もうこんな時間?」なんて経験ありませんか?
この集中している時間を心理学では『フロー』と呼んでいます、ランナーズハイもこの一種だそうです。
この状態になると脳内では、楽しい、わくわくに関係する脳内物質が分泌され、
『エンドロフィン』集中力、ストレスの解消、記憶力向上など。
『ドーパミン』やる気や気分の向上など。
自分が消える、時間が消える感覚、そしてリラックス、その効果は、充実感を覚えることや高揚感、喜びまでも。
その後の効果も大きく、活動に対して主体的になりやすく物事を楽しめるようになる(退屈感がなくなる)、自己肯定感、人生をコントロールしてる感覚まで。
たしかに、今この瞬間に集中すること(フロー)には、幸せになる全ての条件が詰まっているといっても過言ではないかと思います。
あれが欲しい、あーなりたい、まだ足りない、あれがあれば幸せなのに、、、と
切りのないもっともっとを探し続ける未来の話ではなく今の幸せに気づくこと(今この瞬間に集中すること)が1番の近道な気がします。
心配ごと、余計なこと、過去の後悔、未来の不安は現在からあなたを引っ張っていく。
そこで、ここからは、自分を現在に引き戻す方法を、つまり幸せになる方法を書いてみたいと思います。
それは、
◯好奇心を持つこと。
あたりまえの日常に好奇心を持つようにする、今ここで起きていることに注意を向ける。
自分で作り始めた思考や感情の物語に持っていかれないように目の前の喜びや好奇心に目を向ける、、、今の楽しさ今の幸せに鈍感になってませんか?
ネガティブな物語、後悔を思い描いていては、今あなたが食べているご飯に味は無いと思います、、せっかくの美味しいご飯に気づけてますか?
過去や未来を忘れて目の前の美味しいご飯に集中してみよう、もっと美味しいはずですよ。
通勤中につい考えてしまう未来の不安、過去の後悔、、、せっかくの快晴、見事に晴れた青い空に感動できてますか?ちょっと足を止めて空を見上げてみよう。
気持ちの良い風、吹いてますよ、今を感じよう。
何かのモノゴトに対して嫌だな〜と思う、戦おうとする、抵抗したい、逃げ出したい、と思うのではなく好奇心で接してみよう。
人間関係でいえば、あいつはなんであんなこと言ってくるんだろうだけではなく、嫌なことあったのかな?、何か問題を抱えているのかな?と好奇心を。
細かいところでいえば、新しく買ったペンの書き心地を意識(好奇心)するだけで勉強がはかどったり、辛い筋トレも何処に効いているのか筋肉の部位に集中するだけで、、、
マラソン、散歩なら歩くコトだけを見ていてはつらいだけ、疲れていく自分を見るのではなく景色やイヤホンで音楽を楽しむ、清々しい外の空気、爽快な気分などに注意を向ける。
つまり自分をコントロールする。
ネガティヴな感情にもってかれないようにコントロールする、不安を集中に変えるなど、感情に支配されてしまうと毎日はつまらなくなるもの。
コントロールを失うと、目の前の出来事に集中できなくなってしまうのです。
でも好奇心を鍛えれば集中が容易にできるようになり、没頭できる時間が増えていきます。
そして、その没頭が不安やストレスを減らし幸福感の時間を増やす。
幸せとは、案外、身近なところにたくさんあるのかもしれません。
幸せは求めるのではなく、今、目の前の幸せに気づくもの。
【まとめ】
何もかも忘れ好奇心のままに没頭しよう。感情に支配されない。没頭の時間を増やせば増やすほど人は幸せになれる。答えは『今』にあります。
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