間違ってますよ。
ポジティブ思考は鬱になりやすく成功しずらいことが研究で分かっています。
俺はできる!
自己啓発セミナーや成功本など、ポジティブ思考について書かれた本は山ほどあります、ですがちょっと待ってください。
それらの成功法則には、人の心理をついた罠が潜んでいるんです。(ポジティブの正しい使い方は後ほど説明します。)
有名な先生が言ってたから、TVやセミナーで話していたからといってそれが正しいとは限りません。
皆もが信じていることでも間違いはあるものです、そしてそこには理由もあるんです。
仕方のないことですが人間も動物、本能の影響をうけて周りの仲間と同じ行動を選びたがり信じようとする生き物です、なぜなら群れから一旦はぐれてしまえば外敵から狙われやすく生存確率が低くなってしまうから。
(周りと同じ行動をとることで生存確率を上げてきました。)
それは生存することだけが目的なのであれば正解かもしれません、でももし成功したいのであれば、、、周りと同じ行動を続けているままでは難しいのです。
僕も皆んなも同じ?
周りと同じ行動をとり続けているうちは、周りと同じままなのは当然。
少しだけ立ち止まって、世間で言われている「常識」や「当たり前」少し疑ってみてはいかがでしょうか?
そこで、その中でもよく言われている『ポジティブシンキング』について取り上げたいと思います。
世間では効果抜群のように説明されていますが、心理学や研究調査からは真逆の結果が出ています。
短期的には気分がよくなるものの、ムリやり作り上げたポジティブ思考では1ヶ月ぐらいで鬱になりやすい。
ドラックの症状にも似ていて、わかりやすい例で言えば、自己啓発マーケットでこの研究結果は利用されています。
みなさーん、ポジティブな言葉に言い換えましょう!
自己啓発セミナーに参加したほとんどのお客さんは、短期的には気持ちよくさせてもらえます(やる気もでます)、でも少し落ち込んだ数ヶ月後にはまたセミナーに帰ってくる。
もちろん全てのセミナーを言っているわけではないのですが、そのビジネスは研究の結果そのもので、予定通り集客になるんです。
この繰り返しが儲かるビジネス。
つまり、ポジティブ『だけ』を信じてはダメってことです。
ポジティブは無駄に期待値を上げて、その上げ過ぎた期待に届かなくて無駄な挫折を繰り返している、そのことに気づいて欲しい。
『本当のポジティブとは必ずネガティヴを伴わせることです。』
都合のよい想像だけを膨らますのではなく、冷静(ネガティヴな)な予測もおりまぜる。
都合の良い想像(いい気分)は、すぐに慣れてしまうもの、むしろストレスを過度に避けてしまうことで緊張感、達成感、チャレンジなど人生の喜びが感じれなくなることも覚えておいてほしいです。
ポジティブの悪いところはまだまだあります。
例えば、脳が目標を達成したと錯覚をおこしてしまいモチベーションがさがるところもその一つ。
研究によれば、ポジティブ思考の人は達成率が低く、都合の良いイメージを描くのでうまくいかなかった時のダメージやストレスも大きく挫折しやすい。
そこには『ネガティヴ思考』か得意とするトラブル等の想定が入ってないから。
つまり解決策は『ネガティヴ思考』を伴わせること。
期待し過ぎない、失敗を想定する、トラブルや思いもよらない障害は必ず有るものとして想定する、そしてその対策を練っておく。
これはダイエットの研究でも同じ結果がでています、ポジティブな人ほど失敗をしている。
他にも、モテない、成績が低い、採用率や給料が低い、怪我の回復が遅いなどと散々でした。
思考錯誤すること、そこにはネガティブが必要です、論理的な思考を使うこと、面倒くさいからと考えることを辞(や)めない、ラクしないなど、何もしないうちから気分が良くなってしまわないように。
考えるのってホント面倒くさいわね
それでは、もう一つのネガティヴ思考についても考えていきたいと思います。
もうわかっていると思いますが、ネガティヴ思考は大切な思考であり必要なものだとしっかり理解すること。
ポジティブの説明でもわかるとおり、ネガティヴとポジティブはニコイチです。
そして、ネガティブは分析に適した思考、ただし使い方は難しい。
ネガティヴ思考で陥りやすいのは感情にフォーカスし過ぎてしまうこと、そうではなく、その感情の『意味』を見出すことにフォーカス。
(ネガティブをネガティブに考えると,半年以上引きずってしまうという研究もあるので気をつけて。)
ネガティブの感情を正しく感じて、どうしてそう感じたのか?の『意味』を見出そうということです、無かったことにしたり、忘れようとしたり、逃げたりしない。
不安を感じるのは事実ですからあって当然(感情的に見るのではなくて客観的に見る)、でもそこから想像が膨らんで不安を増殖させるのが駄目なだけなんです。
感情が乗ってしまうと不安は大きくなります、コントロールを放棄した人の『人生の幸福度』は高確率で低くかったというのは研究でも明らかです、ネガティヴをネガティブに感じてはいけない。
ネガティブの『意味』の捉え方は、この経験がその後の人生において役にたつ、意味のあることなんだと見出すということ。
これも、
結局『ポジティブ思考』と同じで、論理的に思考しなくてはいけないってことです、とくに不安は冷静に分析して明確化することが大切ですし、それが得意であれば逆に大きな力を発揮することができます。
(コツは、悩み不安等をこれでもかと紙に書きまくる。)
つまり、
◯ポジティブな人は、論理的に考える。
◯ネガティブな人は、分析して明確化すれば良い。
考えることから逃げない!
特に新しいことを始める時には注意してください、何度も言いますがポジティブだけでは気分がよくなるので挫折を作り出しやすい、期待ばかりで都合よく考えてしまうことを忘れずに。
ポジティブな人もポジティブでない人も、能力が同じなら出る結果は同じ、でも大きすぎる期待をもち、気分が良くなっている時にそこそこの結果だったらどう感じますか?
本当は喜べたはずなのに、ガッカリ(挫折)しませんか?
外から見えるポジティブな人への評価も同じです、自然と周りから期待されてしまう、でも結果が同じならどちらがイメージ良いですか?
もうわかると思います。
ポジティブもネガティブもコントロールを放棄し感情に任せると、マイナスになるってことです。
気分がよくなりサボる、考えない、判断しない、不安になってやらない、動かない、逃げる
ポジティブで期待値をあげるのではなく、ネガティブで不安を煽るのではなく、どちらも無駄に想像を膨らまさずにしっかり現実思考に予測すること、それが答えです。
過去記事ですが、同じような内容を別の視点から書いてます→それ落とし穴ですよ、本当のポジティブ思考とは?
【まとめ】
ポジティブとネガティブはニコイチです。どちらも良いところ悪いところを持っている。感情をコントロールして『面倒くさい』の試行錯誤から逃げてはいけない!
おすすめ本
競争したり、勝ち負けにこだわらず、自分のペースでのんびりと暮らす、それでいて毎日の暮らしに前向きなエネルギーが持てる。ポジティブの基本が書かれています。よくあるポジティブ本の中でも軽くて読みやすい、そしてわかりやすい。
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